三日月

時計を見ると20時をまわっていた。


「帰ったら・・・またお父さんに怒られる・・・どうしよう・・・。」


私はそうつぶやきながら、学校の近くの公園でうろうろしていた。



すると後ろから人の気配を感じた私はとっさに後ろをふりむいた。




「・・・ゆき・・・。なんで・・・」


ゆきが、私の後ろにたっていた。


「『何で』キスしたかって?」


私の心臓が凍りついた。
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