三日月
中2の夕食のときだった。


「お前、今日一緒に帰ってきた男は誰だ、言ってみろ。」


――――『瀬知』のことだ



当時、中2の時、私はその男と付き合っていた。

私からの告白だった。


「・・・お父さんには関係ない。」


もし彼氏と言ったら、間違いなく・・・



殺される。


こう答えるしかなかった。



顔をあげると、父親はすごい顔でこっちを睨んでいた。

目を、眼球がまぶたの外へ出そうになるほど見開いていた。


「・・・そうか。俺には言わないんだな・・・。それなら・・・」



ガタンッ

「首しめてやる!!!」


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