リクエストを基にした・【Boys Kiss】シリーズ 『甘々』・1
「好き…なんだ!」

「…はい?」

放課後、いきなりアイツに呼び止められ、屋上へ行き、第一発声が告白の言葉だった。

「えっえっとぉ…。友達としての?」

「恋愛感情として、だ」

顔を真っ赤にして、怒りながらの告白って…。

そもそもアイツとは、あんまり接点がなかった。

高校二年の今は、同じ図書委員。

一年の頃は、オレがコンビニでバイトをしてた時に、常連として来ていた。

だから顔見知りではあったし、話も少しはしてた。

でも…惚れられる理由が分からない。

「あの…さ、オレのどこが良いの?」

だから思いきって、聞いてみた。

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