リクエストを基にした・【Boys Kiss】シリーズ 『甘々』・1
昼休みになると、アイツはすぐにオレのクラスに来る。

だからオレは弁当を持って、すぐに教室から出る。

「今日も屋上?」

「ああ、あそこが1番人気が少ないし…」

…意味ありげなことを、真昼間から言わないでくれ。

「じゃ、行くぞ」

そう言うと、またオレの手を握って歩き出す。

こんなことしなくても、オレはお前の側にいるのに。

そう思うけれど、あえてオレは言わない。

手をつなぐことを、嬉しく思っているから。

でもコレはナイショ。

言うと顔を真っ赤にして、怒鳴られそうだから。

途中でお茶を自販機で買って、屋上へ行った。

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