氷の女王に口付けを

実際大介も調整のためにここにいるわけだしね。


大介はふんっとそっぽを向く。


可愛くないなー。もうちょっと愛想があればモテるだろうに。


なんて。


「んで、なんでチビ助は病室に入らないの? もしかして個室で二人っきりというシチュエーションに理性が耐えられないとか~?」


「んな!? 馬鹿なこと言ってんじゃねえ変態ノッポ! お前の頭ん中はそれしかねーのかよ!」


「ふーん。じゃあチビ助はそういった雑念が全くないと?」


「うっ……そりゃ、ちょっとだけあるかもしれないかもだけど……。って、なに言わすんだよエロノッポ!」


「だよね~。中学生は多感な時期だから、毎日しても足りないくらいだよね~」


「ばっ、さらりと変なこと言うな! それに俺は高校生だー!」


「はいはい、病院内では静かにしようね~」
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