誰よりキミが…
その後部屋で。
私たち3人はトランプなどをして盛り上がった。
「あっねぇ!もーすぐ5時じやない??」
「あ、行かなきゃ・」
「花火楽しみ~!」
階段を下りて下に行くと、
もうたくさんの人が集まっていた。
「浴衣とか着たかったぁ」
「だよねだよね~」
「てかさぁ、彼氏とかいる人って一緒に見るのかな」
「ちょっとうらやましいかも!」
あちこちから聞こえてくる女子たちの声。
「はぁ~…」
また敦のことを思い出して気分が沈む。
「もぉー麻里花!何ため息ついてんの!」
「ほらぁ、行こっ♪」