誰よりキミが…
なんでだろう…



心の中で



君を叫んでる。



会いたい




早く…



「はぁっ、はぁ…」


走ってきたから、息が苦しかった。


「あ…あれ?」


池本は?どこにいるの???
どこ――。





「わぁっ…!!」




顔を上げると、真っ赤な夕日が私を照らしていた。



「すっすごい!!綺麗ー…」


ケータイで写メを撮った。


自分の手のピースも写して。







「立石」



「え?」



振り向くと、池本がいた。





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