誰よりキミが…
「ハル…!!!!」


嬉しかった。


そんなん考える余裕なんてなかったけど


単純に嬉しかった。

「こっち来てっっ」

ハルは私を引っ張ってトイレへつれてきた。

「どしたの…?ハル…?」

「どしたのじゃないっ!!麻里花…みんなの態度っ…」

「え…あ、私っ嫌われてるんだよね?」

麻里花は悲しそうに言った。

「いや…そういうのじゃなくて…昨日、メール来た???!」

「うんっ来たよ…キモイとか有芽ちゃんの彼氏とんなとか…」

「え…誰がそんな事っっっ…」




しばらくしてハルは言った。


「とりあえず、今日はずっと私が傍にいるから。」



そういったハルは

とってもたくましく見えた。


「ありがとう…」



ハル…




ありがとう。
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