大好きなキミへ
え、そうなのか?
って・・・や、そんなこと思うのやめろっ!!
「お、上山もなんか顔赤いぞ」
「・・・・へ? や、違うっつの・・・」
担任は、ハハハと笑う。
「そうだ、俺もう行かなきゃだから、上山、宮本のこと送ってけよ~♪」
・・・・・・へ?
担任は、俺に5,000円渡して、さっさと出て行ってしまった。
「・・・って、上山。イヤなら送ってくれなくても・・・」
「送る」
俺がそう言うと、宮本はそれっきり黙ってしまった。