大好きなキミへ

観覧車に乗り込むまで、あっと言う間だった。





「ふー疲れた!!」




宮本は、椅子にもたれかかった。






てか・・・いいのかこの状況?






「みやも・・・・」





「あー!!ホラッ♪やっぱり夕日すごいじゃん!!!」






「あ・・・・あぁ」





「今頃、木下も彼女といっしょに見てんのかなー?」






そう言った宮本の顔は、すっごい寂しそうで。





「・・・・あたし・・・・もう、やめようかなぁ?この恋」





「・・・・・・・」




< 84 / 338 >

この作品をシェア

pagetop