大好きなキミへ

「あの・・・さ。宮本・・・・」




観覧車を降りて、即座に宮本に話しかける。





「・・・・・・そうだね!!」





「は?」





「あたし、木下に伝えてみるね!!
キッパリ振られたら、あたし、さっぱり忘れられそうだし・・・」






「・・・・そっか」






宮本は小さくガッツポーズをした。






「上山――!!結衣―――!!!」





遠くで、草太たちが呼んでる。






隣には、木下たちも居る。





「ホラ・・・行けって」
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