昼間の月は淡くて白い 第二巻
*『空を』
あの坂を昇り切ったら
あの大空を飛べるだろうか
汗だくになってペダルをこいだ
必死に鳥を追いかけるように
ヒトであることに苦痛を感じたわけじゃないけど
悠々と空を飛ぶ鳥が
空を泳ぐ魚に見えて
同じように泳げたら気持ち良いだろうなと
そう思ったから
*
あの大空を飛べるだろうか
汗だくになってペダルをこいだ
必死に鳥を追いかけるように
ヒトであることに苦痛を感じたわけじゃないけど
悠々と空を飛ぶ鳥が
空を泳ぐ魚に見えて
同じように泳げたら気持ち良いだろうなと
そう思ったから
*