昼間の月は淡くて白い 第二巻
*『パノラマは縦に』
世を思っては世界を歩く
ただ行ける先を求めて
求めているのは終わりではなく
ただ一人歩いて行ける時間
一時の迷いに頬濡らした時も
月の優しさに心濡らした時も
温まる事なくとも冷えていく事のない安心がそこにあった
僕は行くよ
ただ行く
朽ちる寸前の線路
その上を行く空は縦に
*
ただ行ける先を求めて
求めているのは終わりではなく
ただ一人歩いて行ける時間
一時の迷いに頬濡らした時も
月の優しさに心濡らした時も
温まる事なくとも冷えていく事のない安心がそこにあった
僕は行くよ
ただ行く
朽ちる寸前の線路
その上を行く空は縦に
*