昼間の月は淡くて白い 第二巻
*『クラウン-幻想奇想曲-』
闇の中で動く歯車
どうして舞台は壊れて行くのか
僕らの上で踊り回る彼らはあまりにも無知であり無恥
足元の繊細な仕組みを知らず
天井の精巧な仕組みを知らず
足つく舞台はただ踏み締めるものだと
仰ぎ見る照明は自分達を照らすものだと
滑稽な程に愚かな謳を謡う
歯車は重ね重なり
幾重にもかみ合い
各人の預かり知らぬ所で舞台を動かす
歯車の組みを正すが先か
愚かな舞台が崩れる果てるのが先か
どちらが道化となるのか
それはピエロさえ知らない
*
どうして舞台は壊れて行くのか
僕らの上で踊り回る彼らはあまりにも無知であり無恥
足元の繊細な仕組みを知らず
天井の精巧な仕組みを知らず
足つく舞台はただ踏み締めるものだと
仰ぎ見る照明は自分達を照らすものだと
滑稽な程に愚かな謳を謡う
歯車は重ね重なり
幾重にもかみ合い
各人の預かり知らぬ所で舞台を動かす
歯車の組みを正すが先か
愚かな舞台が崩れる果てるのが先か
どちらが道化となるのか
それはピエロさえ知らない
*