snow flake〜罪な恋に落ちて〜




言葉に出来ないもどかしさと、さっきから視界の隅で椿にベッタリな女になぜかだんだん腹が立ってきた。

ビールを飲んでも消化仕切れない気持ちは膨れ上がる。



どうしたら、このモヤモヤを消化出来るのか考えて良い事を思いついた。

「恋クン、耳貸して?」


私の言葉に驚きはしたものの、すぐに笑顔になった。


「お金の心配はしないで!!私、これでも貯金はたくさんあるから」

夜の仕事に費やさした時間は戻らないけど、それと引き換えに私は大金を手に入れた。

汚れたお金。

この際だから、少しくらい派手にやって、消化してしまおうと思った。


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