snow flake〜罪な恋に落ちて〜




感情が豊かで、友達想いで、俺達ホストにも優しい。

そんな君に俺は恋したんですよ(笑)



でも、どーこうなりたいなんて思ってなかったんだ。


彼氏がいるなんて聞かなくても俺らホストは分かるから。

あの時あえて聞いたのは、俺自身の気持ちにブレーキをかける為。


俺の気持ちが少しでも姫の負担になったら嫌だからね。



なのに、あの夜、追いかけてきてくれたじゃん?


コクンと、頷く。
あの夜、別れがたくてお店に戻る椿を追いかけ私、この街を走ったんだよね。




俺、あれで諦めきれなくなった。


彼氏が居ても、いつかは俺の気持ちが届くんじゃないかって。


姫が俺だけのモノになったらいいなって心の底から願ったよ。




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