snow flake〜罪な恋に落ちて〜
思いつつも笑顔でかわす。
分かっていた。
こうなる事は。
でも、正直しんどい。
みんな知らないから。
私がこうなったのは、
自らが下した決断だって事。
仲の良い同期でさえ、知らない。
私の罪は。
昼休憩になり、携帯と財布だけを持ち席を立つ。
「お疲れ様!お昼どうする?」
私の肩を叩き声をかけてきたのは、同期の伊織だった。
入社してからずっと一緒に頑張ってきた数少ない仲間。