snow flake〜罪な恋に落ちて〜

自分でも大胆だと思う。

こんな時でも頭の片隅にひどく冷静な自分がいた。


そんな自分を消すように、自ら求めた。

絶え間ない快感に、そこに立っているだけでやっとだった。

くずれ落ちそうな膝に力をいれる。

樹の手によって、私は堕ちる。






「…ンッ、ふぁ…ここじゃ、イ、ヤ…ぁッ…」

通じたかは分からないけど、弄ぶ指が止まる。

足が宙に浮く。
続いて、ベッドに沈む。


次に覆い被さるように重なり、本格的に私は捕らえられた。


はだけていく洋服。


樹の真っ白い肌に欲情した。


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