snow flake〜罪な恋に落ちて〜
「…よかっ、た。わた…し、いお…嫌われ…いてほし…」
緊張が解けたのと、安心したのでせきとめてた涙が一気に溢れる。
目頭が熱くて、呼吸もうまくできない。
伝えたい事がたくさんあるのに、頭がついていかなくて言葉にならない。
頭を縦に振って、今度は精一杯の肯定を示す。
私の罪を認めても、変わらずいてくれると彼女は約束してくれた。
温かい手で、そっと背中を撫でてくれる。
想いは全て伝わっているみたいで、言葉は必要なかった。
「姫、泣くのは構わないけど…休憩、終わっちゃうぞ!」
話す前と同じ笑顔を向けられて、止まりかけた涙はまた溢れた。
それをみて彼女は『しょうがないなぁ〜』なんて、お姉さん口調で昨日と同じ様に頭を撫でてくれる。