強引彼氏

自転車置場までたど
り着くと問題にぶつ
かった。

先に気がついたのは
優先輩だった。

「瑠香ちゃんは誰が送
っていくの??」

「俺家知らないよ。」

そう言うと2人で相
談し始めた。

「別に一人で帰れるん
で....。」

そう言ってみたものの
実は心細かった。


「俺送ってくわ」


口を開いたのは田原先
輩だった。

「嫌。いいっす」

丁重にお断りだ。
話した事もない人と2
人きりになるのは辛い。

「あー。本当にぃ(^ω^)
なら頼んだよ田原♪」

優先輩はそんな事はお構
いなしに一人帰って行っ
てしまった。


そう。この行動がなかっ
たら私は一生気づきもし
なかっただろう。


まさか私が....



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