kiss
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ドアは開いていて、中に入ると既にほぼ全員が揃ってるようだった。
私は1番後ろの廊下側の席に座った。
程なくして担当の教師が来て委員会が始まった。
委員長も副委員長も3年がやるから1、2年はただ聞いてるだけ。
ばーっとしながら前に出て挨拶をしてる委員長と副委員長の話を聞いていた。
「もう始まってます?」
廊下から聞こえた小さな声。
でも委員会が始まったときにドアは閉めたから声の主の顔は見えない。
声の感じからして男子。
「始まってるけど別に堂々と入っていいんじゃない?」
果たして声の主は何年生なのだろう。
普通にため口で話しちゃったけど。
「周り、人います?」
たかが委員会の教室に入るだけでこんなに警戒しなくても…。
とは思いながらもなんだかこの人に興味の沸く自分がいた。
「私以外の人は前の方に座ってるから大丈夫」
そう言うとそろりそろりとドアが動き出した。
周りに人はいないと言ったのに警戒はなくならないみたい。
「…あ。ほんとに、いない」
人1人がやっと通れる分だけ開いたドアから現れたのはほっとした表情を浮かべた男の子だった。
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ドアは開いていて、中に入ると既にほぼ全員が揃ってるようだった。
私は1番後ろの廊下側の席に座った。
程なくして担当の教師が来て委員会が始まった。
委員長も副委員長も3年がやるから1、2年はただ聞いてるだけ。
ばーっとしながら前に出て挨拶をしてる委員長と副委員長の話を聞いていた。
「もう始まってます?」
廊下から聞こえた小さな声。
でも委員会が始まったときにドアは閉めたから声の主の顔は見えない。
声の感じからして男子。
「始まってるけど別に堂々と入っていいんじゃない?」
果たして声の主は何年生なのだろう。
普通にため口で話しちゃったけど。
「周り、人います?」
たかが委員会の教室に入るだけでこんなに警戒しなくても…。
とは思いながらもなんだかこの人に興味の沸く自分がいた。
「私以外の人は前の方に座ってるから大丈夫」
そう言うとそろりそろりとドアが動き出した。
周りに人はいないと言ったのに警戒はなくならないみたい。
「…あ。ほんとに、いない」
人1人がやっと通れる分だけ開いたドアから現れたのはほっとした表情を浮かべた男の子だった。
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