私と先生のSecret Love
「沙良ちゃん…………………ここって…」

「はい。
芸能プロダクションですね。」

「しかもここって
超大手芸能プロダクションじゃん。

なんでお前が…」

「沙良!?」

「あ…お母さん、
ただいま。」

「お母さん!?

ハァ!?
お母さん…!?
口には出せねぇが

20代後半~30代前半位に見えるぞ………?」

「先生口に出してる…。

………私の母は16で
この芸能プロダクションの次期会長…まぁ現会長である
父と結婚して

その年に私を産んだから

今32です。先生凄いですね、アバウトにですが当てられて。」

「そ、そうなんだ…」

「あら?あなたは………先生かしら?」

「はじめまして、
沙良さんの通う高校で保健医を勤めています、

近藤 和真(コンドウカズマ)
と申します。

実は沙良さんが、今日学校で怪我をして少し疲れていたみたいで倒れてしまって……。

一人で帰らせるのも危ないと思いかってながら送らせてもらいました。」

なんか……
先生、カッコイイ…。

見た目は超ダサいけど

横からみると眼鏡の隙間から顔が見えた。

高い鼻、綺麗な肌、
切れ長の目、長い睫毛…………。

髪を整えてちょっと変えれば
先生もしかしたら
かっこよくなるかも。


やっぱり………………思ったとおりだ…。

声も綺麗だし、
顔を出したくなければ声優とか向いてる………。

私は一人で想像しただけで楽しくなった。

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