天国に行っても[大幅変更中]
…優しい、ね…
心がぽかぽかになる。
さっきまでの恐怖がうそみたいだ。
死んでしまうかもしれないという大きな恐怖を
翔はかんたんになくしてくれた。
♪~♪♪~
「…ん?」
「あ、だれだろ…って!おばさんじゃん!!」
「え、お母さん?」
「うん。ちょうどよかった」
お母さん…どう思ってるのかな…
「もしもし。おばさん。奈留はもう大丈夫ですよ。あ、はい。わかりました」
ピッ
「お母さん、なんて?」
「今戻ってくるってさ」
「そっか…」
そういった瞬間、さらにぎゅっと抱きしめてきた。
「翔…?」
「いや…」
「なにそれ」
「ね、奈留。キスしてよ」
「…え…」
キス?