天国に行っても[大幅変更中]
翔は、ゆっくりと私のベッドに入ってくる。
ドキドキした。
弾けてしまいそうだった。
翔の体が少し触れるだけでも、恥ずかしかった。
でも温かかった。
…あと何度、一緒に寝れるんだろね?
寂しいよ。
寂しすぎるよ。
ふと翔を見ると、泣き顔と笑顔が混ざったような顔をした。
…あぁ、そうか…
翔も、私と同じことを考えてるんだ…
だからそんな泣きそうな顔してるの?
ねぇ、私のためにそんな顔してくれてるの…?
「翔…」
「ん?」
「私…こういう時間が一番幸せだよ…」
でも私はこんな幸せも続かないんだよね…。
涙が…溢れてきた。
翔も私が泣いているのに気付いたみたいで…。
「…俺もだよ。…泣き虫奈留…」
「な、泣いてない…」
嘘だよ。
私泣き虫なんだもん。
翔がずっとそばにいてくれないとダメな泣き虫なんだよ…。