天国に行っても[大幅変更中]
「…もー…奈留の笑顔はなんか反則だねぇ」


「え?」


反則?


「なんかなんでも許しちゃえるって言うかさ。可愛いんだよね。妹みたいな?その笑顔見せられるとなんも言えなくなっちゃうよ」


「え…そ、そんなこと…」


ないでしよう…


それに私今、ちゃんと笑えてたの?


頬が熱くなってくる。


「あー照れてる!!赤くなってるー!!」


「て、照れてないよっ」


もう、やだなぁ。未希ちゃんたら。


でも…やっぱり嬉しいな。


「ありがとう。でも私、未希ちゃんの笑顔大好きだよ」


未希ちゃんの笑顔は愛らしい。大きな目が半分くらいの大きさになって、三日月みたいになる。


白い歯を見せて笑うんだ。


「やっだー。照れるじゃん」


照れ隠しに私の背中をバシッと叩いてきた未希ちゃんは、誰よりも可愛らしかった。


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