【完】冷徹仮面王子と姫。
「中学の時は近所の小学生に教えてた」
……なるほど。教え慣れているということか。
というか。
「あたし近所の子供扱いっ!?」
安堵しきったところでさり気なく足を払われた。激しいショック。
「……て、教えてたって」
「正しくは親が勝手に引き受けた」
「家庭教師的な―――」
まさかと思いながら聞いたのだけど。そのまさかという返答が返ってきた。
「近い」
小学生とはいえど羨ましい。むしろあたしの家庭教師になって欲しいとすら思ってしまう。
「まぁお前ほど物分りの悪い奴も珍しいけど」
……なるほど。教え慣れているということか。
というか。
「あたし近所の子供扱いっ!?」
安堵しきったところでさり気なく足を払われた。激しいショック。
「……て、教えてたって」
「正しくは親が勝手に引き受けた」
「家庭教師的な―――」
まさかと思いながら聞いたのだけど。そのまさかという返答が返ってきた。
「近い」
小学生とはいえど羨ましい。むしろあたしの家庭教師になって欲しいとすら思ってしまう。
「まぁお前ほど物分りの悪い奴も珍しいけど」