こころの居場所

タバコの匂い

｢ただいまーっ。｣

近藤愛梨、当時15歳。
高校入りたてのあたしは
中学のときできなかった彼氏ってやつを
絶対作ってやるって意気込んでた(笑)
でも笑える位出会いなんかなくて…
正直もう友達と楽しく過ごせればいっか、なんて考えてた


学校も終わって普通に帰宅した私は、
玄関にある女物の靴に気がついた

｢またあの糞兄貴か…｣

あたしのお兄ちゃんはただの糞男。
8コ上で、就職してるものの夜は遊び放題
よく体がもつなぁと思うものの、何も言えない(笑)

階段のぼって一番右側があたしの部屋
着替えて、カバン投げて、コンポつけて、
ベットに横になった。
やっぱ自分の部屋が一番おちつくっ
ってなった瞬間に……