僕に舞い降りた天使
真実
3か月前。
私は大翔に拾われた。
大翔の家族はすごい優しく私を迎えてくれた。
そんな暖かさ…味わったことがなかった。
そうやって、みんなの暖かさに触れるたびに、私の中の罪悪感は増していくばかり…。
本当は記憶喪失なんてウソ。
私は大手企業の社長の娘。
名字もわかってるし、どこの高校に通っていたのかも…。
失くした記憶は1つもない。
だけど、消したい記憶は山ほどある。