僕に舞い降りた天使
「じゃあ、明日母さんと制服買いに行ってきてね~!それで明後日からさっそく通っちゃおう!!」
「何から何まで…本当にご迷惑かけてすみません…」
「いーのよー!!気にしないで!!女の子とお買いものなんて何年ぶりかしらーっ!!葵は物心ついたときから一緒に行ってくれなくなったし…」
「私にもいろいろあるのー!!沙希ちゃん、これからよろしくね☆」
「よろしくお願いします!!」
「俺もよろしくーっ!!」
「よろしくね☆」
はぁ…。
家族全員テンションあがりまくりじゃねぇか。
「部屋はどーしよっか?もう空いてる部屋ないのよねぇ…」
「葵の部屋じゃねぇの?一応女だし!」
巧が口をはさんだ。
「一応は余計!!でもごめん!!私凪以外部屋にいれないから☆」
「マジで!?じゃぁ、俺の部屋に…」
「あんたはダメ!!大翔は?」
は?
なんで俺に話をふるんだ。
「何言ってんだよ。俺だって男だよ?」
「あんたは巧と違ってすぐには手出さないでしょ?」
「なんだそれ」
「はい決定ー!!沙希ちゃん大翔同じ部屋でもいい?」
「え?あ、はい」
「はぁ?ふざけんなよ。」
「男ならグダグダ言わないのっ!!」