僕に舞い降りた天使
「大翔…」
「何でここに?」
「裕也君から聞いたよ…」
「え?」
「海さんのことも、ご両親のことも…」
「そっか…」
「ごめんね、勝手に」
「いいよ。ちゃんと話すつもりだった」
「え?」
「いつか話すって約束しただろ?」
そのときの大翔の笑顔はきっと忘れられないと思う。
「海と初めて会ったのは3年前。俺が中3だった時。ここで酒飲んでるところを見られてさ…。その時海は18歳。大学1年生だった」