僕に舞い降りた天使
「もう寝るから」
「うん、あっ!私布団でいいよ?」
「いいよ別に」
「ん…ありがと」
「……」
「おやすみ、大翔」
「…おやすみ」
「普通に寝ただけ!?つまんねぇー」
「俺だっていろいろ大変だったよ」
「ほほぉ~!!それで”記憶喪失沙希ちゃん”ってどんな子?」
どんな…。
「んーと…天使?」
「…はぁ!?」
「いや、見た目?なんか普通に…可愛いんじゃねぇ?」
「何照れてんだよ!!俺まで照れるじゃんかぁ~」
何マジで顔赤くしてんだよ。
「…どうせ明日から同じクラスだよ」
「え!?なんで!!」
「親父が気に入ったから」
「あーそっか、大翔の親父さん校長だもんな~」