僕に舞い降りた天使


家に帰ってすぐに風呂に入った。



疲れを全部洗い流したかった。



風呂から出てリビングに行くと、沙希以外の家族全員が一緒にテレビを見ていた。



沙希はきっと部屋にいる。


俺に気を使ってるんだろう。



髪を乾かして、再びリビングに…。





俺はこれから今まで心を閉ざしていた家族に全てを打ち明ける。




もしかしたら腫れ物に触るように俺に接するようになるかもしれない。




もしかしたらもう家族だと言ってくれないかもしれない。




それでも全部受け止めてほしい。




もう自分の気持ちを隠したくないんだ。













「みんな…話がある」





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