僕に舞い降りた天使
俺たちは一応大翔を預かることになった。
それから1日が経って、2人と連絡が取れなくなった。
心配になり警察に捜索願を出した。
そして3日後。
2人が遺体として見つかったとニュースで流れていた。
「2人は借金を払えなくなり、心中したんだ」
「心中…。もうこの世にはいないんだ…」
「ああ…。最初は大翔をしばらくの間預かるだけのつもりだったが、2人が亡くなってしまって…大翔を正式に養子として迎えることになった」
「そっか…」
「確かに大翔とは血は繋がっていない。だがお前は俺たちの息子だよ」
「うん…。わかってるよ。最初はわからなかったけど、海が教えてくれた」
俺は海のことを全て話した。