僕に舞い降りた天使


それからしばらくくだらない話をして家に帰った。


今はシャワー浴びて部屋に戻ってきたところ。


沙希が救急セットを広げて俺を待ち構えていた。


ちょっと怖いっす…。


「ほら、手当てするから座って!」


「いいよこんなの」


「ダメ!ばい菌でも入ったらどうするの!?」


ばい菌って…。


結局降参した俺はおとなしく沙希の言う通りにした。


沙希が俺の手当てをしている間あまり会話がなくて困った。


でも真剣な表情の沙希はそんなこと全然気にしてない風で…。

「はい終わり!」


「ん。ありがとう」


「………」


「沙希?」




少し様子がおかしい。



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