僕に舞い降りた天使
「わかんないよ…強いってなに?守るってなに?私大翔にそんなこと望んでないっ!!」
え…?
そして、沙希は俺に抱き着いてきた。
「ただそばにいてよ…」
それは沙希の本当の気持ちだと思った。
それ以上でもそれ以下でもなく…ただそれだけ。
俺は…なにを考えてたんだ?
沙希のことを1番に考えていたはずなのに、沙希が望んでいることさえもわかっていなかった。
俺は沙希を抱きしめた。
強く強く抱きしめた。