僕に舞い降りた天使
「やっぱり仲良いよね!あの二人!」
「だなぁ~」
俺は沙希に話すことを頭の中でずっと考えていた。
家に着くまでに話そう。
まず何から?
待たせてごめん?
やっと答え出せた…
とか、そんな回りくどいことを伝えたいわけじゃない。
素直に、俺が想っていることを言いたいんだ。
だけど、どうやって伝えたらいいのかわからない。
言葉にするのが難しい。
だけど、伝えたい。
もう何も考えない。
「沙希!」