僕に舞い降りた天使
「うるせぇ。俺に聞くな」
「ちょっと大翔ー!女の子にそんな口のきき方しちゃダメでしょ!!」
母さんがキッチンから口を出してきた。
「そーだよー!おばさん大翔ひどいよねー!!」
「ねー!」
ねーって…。
この女いつの間に母さんを味方につけやがったんだ。
「俺はもうちょっと短くてもいいと思うよ?沙希ちゃん☆」
いつの間にか沙希の後ろに巧が立っていた。
「巧くん…」
「だってその方が触りやすいし…」
「え!?ちょ…」
ガタンッ
「沙希。学校」
「え!?あ、はい!」
「いってらっしゃーい」
「あ、いってきますっ!!」
バタンッ
「ちぇっ。大翔のやつ、邪魔しやがって」