僕に舞い降りた天使
「大翔~!!俺もう死ぬ・・・」
「なんでだよ」
「テスト勉強なんてやってられっか!!」
「お前が言いだしたんだろ…」
今は裕也の家で勉強会。
明後日のテストに備えて。
参加者は俺と裕也と沙希と彩加の4人。
ま、頭が悪いのは裕也だけなんだけどな。
最近学校でも4人でいることが多くなった。
「裕也ここ間違ってる」
「だぁ~…もうやだ!!遊ぼうよ~!!」
「何言ってんの?裕也はばかなんだから!!ばかはばかなりに勉強しなきゃっ」
「ばかばかいうな!!ばかって言った方がばかなんだぁ~!!」
「よくこの高校入れたよねぇ~」
彩加と裕也はいつもこんな感じだ。
「またやってるし…」
「だな」
俺と沙希も最初は楽しんでいたが、めんどくさくなってシカトすることにした。
「ここってどの公式だっけ?」
「これはさ、これを代入すればいいんだよ」
「えーそーだっけ?」
「そーだよ」
「あっ、ほんとだできたぁ~!!」
「よかったな」
「うん!!」
なんか…冷たい視線感じるんですけど…。