僕に舞い降りた天使


ニヤッ


ちょっと悪いこと考えちゃった俺。


そのままゆっくり沙希がいるベッドに近づく。


「大翔!聞こえてんでしょ!?」


「んー?聞こえてないかもね」


「ちょっと大翔!!」


ギシッ


「やっ…」


沙希は俺から逃げようとしたのか後ずさり。


でも沙希の後ろは壁。


沙希は逆に逃げ場を失った。


追い打ちをかけるように俺は壁に手をついた。


「ひろ…と…ふざけないで」


「ふざけてないよ?」


わざと沙希の耳元で囁く。


ピクッと反応する沙希。


俺の胸を手で押してるみたいだが、全然弱い。


「顔、赤いね」


俺がそう言うとさらに赤く染まる沙希の頬。


「も、ホントにやめて」


なんかいっつもガーガー言い合ってるけど、こーやって責めると意外とおとなしいもんだな。


なんか可愛いー。


ちょっと涙目になってるし。


これ以上はやばいか?



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