僕に舞い降りた天使
次の日、母さんがカーテンを開けて入ってきた光で目が覚めた。
「もーあんたなにソファーで寝てんのよ!」
「悪ぃ」
「また沙希ちゃんとケンカしたの!?」
「そんなんじゃないよ。沙希は悪くない」
悪いのは…俺。
「そう…仲良くしなさいよ?」
「うん」
ふぁぁ…眠い。
待ち合わせ10時だっけ?
気が重いな。
……。
昨日は確かに俺がおかしかったんだ。
冗談とか言って勝手に迫って…怖かったよな。
俺冗談でもそんなことしねぇし。
沙希だってそりゃ変に思うだろう。
はぁ…。
ホントなにやってんだ俺。
ガチャッ
「おはよーございまーす…」
「おはよう沙希ちゃん」
「おはようございます。大翔?ちょっといい?」
「んー?」
沙希?