僕に舞い降りた天使
「はぁっはぁっ」
「あーなんで俺まで走んなきゃいけないんだ」
「文句ばっか言わないでよ!あたしだって反省してるんだからっ」
「あーお前が遅いからだー」
「もー大翔うるさいっ!!」
走りながら俺に向かってあっかんべーをしてくる。
いい度胸してんじゃん?
「あっ、いた!!」
「ホントだ」
「ごめんねぇー!!」
「遅いぞー」
「こいつが悪いんだ。俺は悪くない」
「もー大翔!!」
「お前ら朝からケンカしてんじゃねぇよー」
「そうだよ~、ほら行こうよっ!!」
「彩加ぁ~!」
「はいはい」
裕也が俺に耳打ちしてきた。
「大翔なんかしたん?」
「べっつにー」
「あっそ」