僕に舞い降りた天使


「私何食べよっかなぁー!」


席につくなりメニューとにらめっこの沙希。


「食い意地はってんなよ」


「もー!大翔いちいちうるさいぃーっ!!」


「はいはい!もーケンカしないのー!」


彩加が止めに入る。


おもしろいからもうちょっと。


「仲がいい証拠だろー」


「どこがっ!」


「同じ屋根の下で…」


「ちょっ!意味深な言い方しないでよー!!」


「お前らもうやめないと…」


「…いい加減にしろぉっ!!!」


「「……」」


彩加がキレた。


「口を開けばケンカケンカ!それしかすることないわけ!?」


「まぁまぁ二人ともふざけてるだけだし…」


「裕也は黙ってて!!」


「…はい」





それから20分。


俺らはずっと彩加のお説教を受けていた。


ちょっとふざけすぎたな。


でもそろそろ飯食おうよ…。


俺らが食事にありついたのはそれから30分後のことでした。(☆約50分お説教☆)



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