僕に舞い降りた天使
「沙希早くしなよー!」
「やぁーわかってるけど…」
「もー…」
「何やってんの?」
「あ、大翔!沙希が恥ずかしがっちゃって…」
「ふーん。彩加先行ってていいよ?裕也待ってるし」
「わかったぁー!じゃ、あとよろしくー!」
ホントに手のかかるやつだ。
「はぁ…沙希?お前の水着姿なんか誰も期待してねぇーよー」
ガラッ
「何それ!!むかつく!!あ…つい出てきちゃった」
ぷっ
ばかだなー…こいつ。
「沙希」
赤くなった顔を手で覆って、恥ずかしそうにしてる沙希。
「な、なに?」
「水着」
「へ?」
「…似合ってるよ」
「え…あの」
「「……」」
カァァァーッ
「ほらっ!早く海入りたいんだろ?急げよばか」
「ば、ばかって何さー!!」