こい。あい。(のんびり連載)



って。




燃えた炭になった落ち葉達を片付けながらあたしを睨んだ。




「怒んないでよ。あたしはただ、愛斗君と友達になりたいだけなんだから」




そう言ってあたしは頬を膨らませてみた。




ピク。




一瞬変人の肩が動いたのに気付かずあたしは視線を逸らした。




うわ!自分、キモッ。




心の中でツッコミを入れていると、いきなり変人があたしの両手を握ってきた。




「え!?」




突然の事であたしは驚きながら両手を見つめると、変人はあたしに顔を思いっきり近づけてきた。




「ちょっと何よ」




整った顔があたしの顔を間近で見つめている事に思わず顔を赤らめる。




すると変人はあたしに満面の笑みを見せた。




「ホント!?友達になってくれるの!?」




って、えぇ!?




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