君のとなり
Prologue*記憶喪失
僕たちの出会いが偶然かそれとも運命だったのか……今となってはどちらか分からない。

もしかしたら人と人が出会うことに偶然なんてないのかもしれない。

全てが必然、全てが運命。

でも、もし本当にこれが運命と言うならば、なんて残酷な運命なのだろう。

ただ一緒にいたい。

それだけなのに、その願いは無情にも消え去っていった。

それでも僕は…
いや、僕たちはこの出会いを後悔することはないだろう。

何百年、何千年の時を過ぎても僕たちの魂はいつも惹かれあっている。
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