嘘つきな彼氏彼女
ひとり
朝、起きて学校に行くのも憂鬱。体が辛い。
「…………」
今日から聖一君とは学校に行けないんだ…
「どうしたの?千帆!」
「え…何が?」
リビングに行くと驚いた声をするお母さん。なにが可笑しいの?
「………、なにか辛いことあったの?」
「どうして?」
「目が真っ赤………」
「あ………」
そういえば…昨日泣いたんだった……
「昨日、コンタクトつけたまま寝ちゃったから……」
我ながら苦しい言い訳。
「そう、気をつけてね。」