私と彼
私が物心つく頃には諒は私の隣にいて、それはずっと変わらないもので、これからもそうだと思っていた

口や態度に出さなくても、諒の中に私がいると思っていた

でもそう思っていたのは私だけで…

諒にとっては私はただの隣の家の女の子だったようだ

それからは次第に隣の家にも行かなくなり、元々お互いバスケに打ち込んでいて顔を合わすこと事態少なかった私達は全く会わなくなった

それじゃなくても高校と中学ってだけで私達にとっては全くの異世界だった




< 16 / 60 >

この作品をシェア

pagetop