私と彼
でもきっと諒は私と同じ理由で清秀を受けたのだろう

実は清秀のバスケ部はかなり強く、県内でも1、2を争う強豪校なのだ

愛「しっかし、その諒くんってのはモテるんだね~噂によるとすでに5人には告られたとか…
でも好きなヒトいるからって断ってるみたいだけど、彼女のことだったんだね」

『あ…そうなんだ…
なんか諒の印象変わったんだよね~明るくなった』

言っててちょっと悲しくなった

もしかしたら印象が変わったのは彼女のおかげなのかもしれない…

そしてそんな彼に簡単に想いを告げることができる女の子達が羨ましかった

私には何度もチャンスがあったのに

そのくらい近くにいたのに遠かった

所詮、彼とは幼馴染みだったのだ




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