私と彼
諒の隣に腰かける

『負けちゃったね…
でも諒ってば、いつのまにあんなに強くなったの?マジびっくりしちゃった』

諒「…」

『すごく練習したんだね…』

諒「……たかったから…」

タオルで口を押さえてた諒がぼそっと話し出す

『え?』

諒「綾とIHに行きたかったから…俺マジ練習したんだ
だから今日はどうしても綾にいい所見せたかったのに」

“一緒にIH行こうね”これは小さいときの約束

『約束、覚えてくれてたんだ…』

嬉しい

『今日の諒カッコ良かったよ?すっごい頑張ってた』




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