私と彼
座っている諒の前に膝をつき、立ち膝状態で諒の頭を自分の方へ抱き寄せる

ちょっと汗くさい諒の頭をやさしくなでながら、もうひとつの手で背中にゆっくりとしたリズムを刻む

諒、こんなに大きくなったんだ…

久しぶりに感じる諒の感触に、体温に、香りに…私の鼓動が早くなる

懐かしい、愛しくて切ない時間が流れる

このまま諒を離したくない


諒「あぁ~…綾の匂いだ…
やっぱり綾のトントンが一番落ち着くな」

『!!』



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